サムスン電機は、EU電気・電子機器における有害物質使用制限指令(RoHS:Restriction of Hazardous Substances)および化学物質管理制度(REACH:Registration, Evaluation, Authorization & Restriction of Chemicals)など、グローバルな製品環境規制を遵守するため、自社独自の管理基準を策定し、製品の開発・研究段階から環境有害物質の使用を制限しています。主な対象物質は、EU RoHSで規定された10物質(Cd、Pb、Hg、Cr⁶⁺、PBBs、PBDEs、BBP、DBP、DEHP、DIBP)であり、これに加えて、REACHの高懸念物質(SVHC:Substance of Very High Concern)、ハロゲン、アンチモン、ベリリウムなど、人および環境に潜在的に悪影響を及ぼす可能性のある物質についても管理しています。
サムスン電機は、製品に含まれる環境有害物質を体系的に管理するため、グリーン購買システムを運用しています。これにより、グローバルな製品環境規制や顧客からの要求事項に効率的に対応できる体制を構築しています。原材料および部品のサプライヤーは、原材料成分情報、MSDS(Material Safety Data Sheet:化学物質安全データシート)、精密分析証明書などを提出し、当社の環境有害物質管理基準に適合していることを証明する必要があります。基準に不適合な場合は、サプライヤーに対して資料の改善を要請しています。また、グリーン購買の実現に向けて、環境ラベル製品を優先的に調達し、毎年政府機関へ実績を報告するなどの取り組みを行っています。
サムスン電機は、サプライヤーから供給される原材料・部品に含まれる環境有害物質を迅速に把握するため、簡易分析装置を活用して資材サンプルを分析しています。供給される原材料内の Pb(鉛)、Cd(カドミウム)、Cr⁶⁺(六価クロム)、Hg(水銀)、Br(臭素)、Cl(塩素)、Sb(アンチモン)などの化学物質について定期的に分析を実施しています。製品に環境有害物質が含有されていると判定された場合は、正確な検証のために外部の公認分析試験機関に依頼して精密分析を実施し、その結果を社内の物質分析システムにて一元的に管理しています。
サムスン電機は、部品を製造し供給するB2B(Business to Business)企業として、韓国環境省傘下の韓国環境産業技術院が提供する生産財製品の環境表示作成ガイドラインに基づき、製品の製造前段階(サプライチェーン)から製造段階(サムスン電機事業所)までに発生するカーボン情報を算定しています。近年、事業所単位のみならず製品単位でのカーボン情報開示を求める取引先が増加しており、これに体系的に対応するため、自社独自のカーボンフットプリント算定手法を検討するとともに、製品別データベースの構築を進めています。
サムスン電機は、2050年カーボンニュートラルの目標のもと、エネルギーおよび工程ガス使用の削減など、さまざまな活動を推進すると同時に、製品のライフサイクル全体における環境影響を評価し、透明性をもって開示するためにカーボンフットプリント認証の取得を進めています。2010年にはMLCC業界で初めて環境製品宣言(カーボンフットプリント)認証を取得して以来、製品別のカーボンフットプリント認証を継続的に維持・拡大するための取り組みを続けています。
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